誕生日おめでとうございます

今週のお題「私のお母さん」
最近たまに母とメールのやりとりをするのだが、初期はメールを打つだけで大変だったためかぎりぎり最低限の言葉しかなかったものが、徐々に文が長くなりだした。そこで気づいたのが、自分との文体の類似である。
親子なのになんだこの遠慮感という微妙な距離の敬語っぷり。
ちなみに手書きの文字は相当悪筆なのですが、父に似ています。

負けた。

主な料理は一週間に一度しかしない。野菜をまとめて煮て、350gずつパックして一日一つ開けて食べる。
その週に一度の料理には、強力な圧力鍋を利用している。強力と言うのは、圧力が高いという意味で、その分制限がある。鍋の3分の2までしか入れちゃいけないと取扱説明書に書いてある。しかし、いつも満杯に詰め込めるだけ詰め込んで使っている。怒られそうだからメーカーには黙っていてほしい。それで今まで大丈夫だったのだ。
ぎゅうぎゅう蓋を押し込んで、よし、大丈夫だった、とそれはいつも勝負のようになっていた。そして昨日は負けた。詰め込んで蓋をするところまでは行ったのだが、火にかけて、普段だったらおもりがぷしゅぷしゅ言い出すはずの頃、鍋が急にピーーーーーーーーっと騒ぎ、蒸気がもくもく上がったのだ。我慢していたらいつも通りにしゅっしゅと言い出していたかも知らないが、ちょっと怖くて火を止めてしまった。
…負けた。と思った。
まあ圧力がかかる=100度以上の温度になっていて、圧力がかかるまでにも10分以上時間はかかっているから、火の通りはなんとか大丈夫だろうと判断はした。しばらくして圧が下がって開けてみたら、やはりいつもより生々しかったが火は通っていた。

そもそもなぜ圧力鍋を使っているかというと、火加減とか時間とか、火の通るのを見極めるのが面倒だからなのだ。やはり圧力鍋は過剰に加熱しているんだな。

しかしちょっと怖かったなあ…。

カールが食べたかった。

コーンスナックという名前なので、買ってみたwotsitsといふお菓子。
http://en.wikipedia.org/wiki/Wotsits

カールに似てはいる、似てはいるんだが、ぜんぜん違う。旨みが足りない、と感じてしまうのは、日本の化学調味料たっぷりのお菓子に舌が慣らされてしまっているのか? とはいえ、より化学調味料っぽいきつい味がするんだけど、深みがないし、スナックの表面だけに味の粉がまぶさっている感じでがっかりした。
カールおじさんに会いたいよう。

膝蓋骨脱臼リハビリ体操

以前膝蓋骨亜脱臼になったぜという話をしましたが、特に手術とかはなく、筋肉を鍛える運動をするよう言われて帰っただけでした。

日本語ではあまりそう言ったリハビリや予防の体操の情報がないみたいなので、英語の資料で恐縮ですが情報提供です(英語ではいっぱいある)。
http://www.memorialmedicalgroup.org/SMIEd/patellar%20subluxation%20rehab%20exercises.pdf
英語ではPatellar Subluxationというですな。
とまれ、医師の診断が重要なので、やっちまってからの素人治療はおやめくださいね〜。受診必須! こちらはひざがよくずるってなるんだけど、なんか鍛える方法ないかしら?とお探しの方のための情報です。念のため。


適当な日本語訳:
1.ドアの前に寝て、お尻をドアの近くに置く。ドアの向こうに怪我していないほうの片足を伸ばして、怪我しているほうの足をドア枠に沿って伸ばして上げる(両足が90度になる感じ)。そのまま15秒から30秒。3回繰り返す。
2.壁に向かって目の高さに手をつき、怪我していない足は前。怪我してる足を後ろに引いて、かかとを床につけ、ふくらはぎの後ろが伸びてる感じがするくらいにつま先をやや内側に向けて(内股みたいに)。壁に寄りかかって15秒から30秒。3回繰り返す。この運動は一日に何回かやりましょう。
3.床に座って怪我しているほうの足を伸ばし、もう片方は曲げる。怪我してる足のひざを床に押し付けるようにひざの筋肉に10秒力を入れる。休む。10回繰り返す。これを3セット(←鬼。以下同様。)
4.足を伸ばして仰向けに寝て、怪我しているほうの足の太ももに力を入れて足を20センチくらい上げる。ゆっくり戻す。この間太ももにはずっと力を入れておく。10回繰り返す。これを3セット。
5.うつぶせに寝て足を伸ばし、お尻に力を入れてひざを伸ばしたまま足を20センチくらい上げて5秒保つ。戻す。10回繰り返す。これを3セット
6.怪我しているほうの足を10センチくらいの台の上に載せて、もう片方の足は床につけて立つ。体重を床の足から台の上の足(怪我しているほうの足)にゆっくり移動しつつ怪我しているほうの足を伸ばす(もう片方の足が床から離れるように)。ゆっくり戻す。10回繰り返す。これを3セット。
7.壁に背中と肩と頭をつけて前を見る。肩の力を抜いて足を30センチくらい前に出して肩幅に開く。丸めた枕かサッカーボールくらいの大きさのボールをももの間に挟む。頭を壁につけたままゆっくりスクワットをしつつ枕をももでぎゅーっとしめつける。座っているくらいのところまでスクワット。ゆっくり戻る。枕はずっと締め付けたまま。10回繰り返す。3セットまで増加(←これの意味するところは、はじめから3セットはできねーだろうから、徐々に強化していけということだと思われ。はじめは最初の10回もできないくらい…てかこれがサクサクできてたら脱臼してないレベルじゃね?)。
8.ゴムチューブを怪我していないほうの足のくるぶしに巻きつけ、反対側をテーブルの脚とか固定物に結ぶ。怪我しているほう足のをテーブルに向けて、ももに力を入れながらひざを少し曲げる。怪我していないほうの足(ゴムチューブがついているほう)を後ろに伸ばす。10回繰り返す。これを3セット。
90度回転して怪我しているほうの足がテーブルにくっつくようにして、怪我していないほうの足をテーブルから離すように開いて伸ばす。10回繰り返す。これを3セット。
90度回転して背中をテーブルに向け、怪我していないほうの足を前に伸ばす。10回繰り返す。これを3セット。
90度回転して怪我していないほうの足がテーブルにくっつくようにして立ち、怪我していないほうの足を体の前に出してテーブルから離すように伸ばす。10回繰り返す。これを3セット。
バランスが悪かったら椅子につかまる。枕の上に立ってやるとより効果的。
9.チューブをテーブルの脚などに通してループにして、ループの中に怪我しているほうの足を入れてひざ裏にチューブが来るようにする。怪我していないほうの足を上げる。椅子につかまってもよい。怪我しているほうのひざを45度くらいに曲げ、ゆっくり伸ばす。太ももには力を入れたまま。10回繰り返す。これを3セット。無理な人は両足で立ってやる。

念のため申し上げておきますが、膝関節脱臼を起こすような弱々膝筋肉の人間にとってはくっそハードです。全部やるのに1時間くらいかかった上、汗だくでぜーはーで死にそうになりました。

信頼とは、文化の一部であろう。

スーパーのベーカリーで焼いているパイやスコーンを買うのが好きである。
日本のスーパーのお惣菜コーナーみたいな感じだろうか。大きなスーパーにはほぼ必ずベーカリーがついていて、パンの他、いろんなお菓子も気軽に焼かれておいてある。日本にもあったのかな?
しっかし、どれもこれも素朴な見た目、砂糖と油をめっさ使ってそうな感じのものばかりで、なかなか度胸がいる買い物ではあるのだが…。

先日、「チョコオレンジスコーン」なるものが売られていたので買ってきて食べてみたら、中に入っているのはどう考えても「Sultana」(Sultanaという白ぶどうの干しぶどう。要するに干しぶどう。でも粒が比較的大きく、色も黒よりは茶色っぽい。私は干しぶどうが嫌いだが、これはまあまあ食べられる)である。4個入っていたので4個食べても、どこまでも干しぶどうである。チョコの姿もオレンジの香りもない。
実はこれは「Red Nose Day」という楽しい募金活動(fundraising)イベントのための商品で、商品を1個買うと15ペンス分が寄付されるという仕組みのものであった。ちなみに今年は3月15日だったが、毎年3月か4月のいつかが「Red Nose Day」になって、その日はいろいろな楽しいことをやってお金を集めてそれを募金するのだ。例えば、大きなケーキを焼いて重さを当てさせるゲームをやってお金を集めるとか、子供がクッキー焼いてそれを売ってお金を集めるとか…。愛は地球を救う24時間テレビみたいなテレビ番組もやっている。
なので、「チョコオレンジスコーン」と言っておきながら、実は普通の干しぶどうスコーンだよーん、という洒落商品なのかなあ、と思っていた。イギリス人のジョーク感覚、よくわからんなあ、と思いながら。
昨日同じお店に行って棚を見てみたら、まだその商品が同じパッケージで売られていたので見てみた。
ちゃんとチョコが入ってた。(イメージ画像)
http://www.brighteyedbaker.com/2011/11/23/confession-36-ive-never-had-a-chocolate-orange-dark-chocolate-orange-scones-and-a-happy-thanksgiving/
要するに、包装を間違えたってことなんだな?そうなんだな?!
文化とかいろいろ考えた俺の時間を返せ!!

通貨とは信頼である

イギリスにいて、変わったデザインのコインが手元に来ると、記念じゃないけど取っておく趣味がある。なんかの記念とかで、コインのデザインが違っていることがあるのだ。
昨日おつりでもらった2ポンド硬貨は、見たことのないデザインだったので取っておこうと思ったのだが、手持ちが他になくて使ってしまった。後からあれはなんのデザインなのかネットで調べたところ、驚愕の事実が発覚。
そもそもイギリスのポンド硬貨ではなかったのだ。
メキシコの10ヌエボペソ硬貨だった。
http://en.ucoin.net/catalog/coin/mexico_10_mexican_pesos_2005/?cid=10485
金色と銀色で二色になっているところは似ているが、2ポンド硬貨より少し小さく、薄く、軽い。
http://en.ucoin.net/catalog/coin/united_kingdom_2_british_pounds_2012/?cid=15252

しかも、お店でおつりとして渡されたし、お店で使えたし。
えーと、みんなが2ポンドだと信じていれば、それは2ポンドなんだね…。

風景とは植生のことである

イギリスに来たての頃、湖水地方エジンバラに2日くらい旅行に行ったことがある。湖水地方では、湖の一つひとつで景色が異なる。もこもこの緑に囲まれていたり、鋭角に落ちる稜線に囲まれていたり。遊覧船なんかに乗ったりすると、景色を眺める以外にやることがないのでぼうっと眺めていると、ああ、景色って要するに植物が作り出しているんだなと思った。山肌はいずれも草木に覆われデコレーションされており、山の形もそこに根を張った植物群に守られている。水の色は水底の植物が作り出すものだし、空を流れる雲は、遠くの山の植物が蒸散する水が凝結したものだろう。
植生は気候によって決定されており、景色が違うのは、植物が異なるのは、ここが異なる気候であるからなのだ。

というわけで、寒い中花をつけるスノードロップであります。