おもひで

昔うちは貧乏だったと思う。
シルバニアファミリーとか欲しかったけど、買ってもらえると思ってなかったので、せがんだこともない。
もちろん、算数セットなんかも兄姉のおさがり当然。
かわいいキャラクタグッズはお小遣いでは買えないし、キラキラしたのをお店でうらやましく見ていた。

でもサンリオの昔のキャラクタリスト
http://www.sanrio.co.jp/characters/nakayoku/index.html
を見たら、幼稚園・小学校のお弁当箱、お弁当箱袋、上履き入れなどの縫い物グッズや、お弁当用グッズ(しきりのカップとか無意味な旗とか)、ハンカチ、ティッシュ、文房具などで見覚えのあるキャラクタが目白押しだった…あれってサンリオキャラだったのか…。
誰かからもらったり安くなってた得体の知れないパチもん的なキャラクタグッズだと思っていた。
年代を見て、記憶と照らし合わせると、ちょうど使用年齢の頃に新登場したキャラクタばっかりで、必要になってはせっせとお店に行って、目立つところに陳列されている(新登場キャラだから、という推測)品を買っていてくれたんだなあ、ということを考えた。昔なんて、子供の間で何が流行っているとか今ほど情報ないし、そんなに流行モノ一色に染め上げられそれでないといじめられるというような画一性もなかったから、何がいいのかよくわからなかっただろう中で、もっともよさそうな、という選択をしてくれたのだろうというふうに感じられた。
母ちゃんありがとう…、と若干涙が出た。

ふうむ。このように後から理解できることもあるのか。
情報化社会も悪くないではないか。