読み終えたばかり故
感想はない。
というのは、思考すること、を突きつけられているからだ。
感じるのではなく考えなくてはならないからだ。
とか言ってみたりして。
ストーリーがとてもよく作りこんであるという印象。陰謀の裏の陰謀の裏の…と何重にもなっていて。ただ、その一つ一つの陰謀に付いている哲学がやや薄いのではないかなあと思う。
うまく言えないなあ。嫌いだったとかつまらなかったのではないんだけど、…うまく書けない。ただこれを読んでいたから他の本を読んでいなかったんだよという事実報告のためだけに書いている気もする。
エンディングに納得がいかないのかな。一功の思いを、ちゃんと受け止めているのは今のところ朋希だけなので。それがちゃんと伝わっていくのかはこれから、というところで終わっているので、もやもやしているのかもしれない。
だから、感じてはいけなくて、考えるしかないのだと思うのだ。