いつだったか忘れたがちょっと前

心地よく秘密めいた場所 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-36)

心地よく秘密めいた場所 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-36)

を読んだ。

 財産家が殺されて、その財産家の妻は実の父に金で売られた身の上で、密かに愛人がいたりして。
 この犯罪のモチーフは「9」。被害者が神聖視していた9という数が、いろんなところに出てくる。
 謎解き自体は簡単だ。でも推理は…と言いたいところだが、なんとなく息切れしてしまっているような感じがする。
 「いつもの」クイーンテイストを楽しみ、ああ、それで。
 これでおしまいだ。

 というわけで、後は短編を読もう。