ゆめつげ

ゆめつげ

ゆめつげ

読了。
どうでもいいが買った本を読め。

夢占をする神官のお兄ちゃんの話。
昔火事で行方知れずになった札差しの子供が、三人も名乗り出てきて、お兄ちゃんに本物を探してもらおうと夢占を頼む。
しかしその場で殺人が!
お兄ちゃん達も辻斬りに狙われて…

みたいな。
畠中さんというひとは、自分が「江戸風」な言葉を書いていることに酔っているような気がするねい。小さな単語とか言い回しを非常に得意げに使っているように見える。さらり、とわざとなんの説明もなく短く書いて見せて、「ほおら、これが昔の風俗よ、言葉よ、用語よ〜」みたいな。宮部さんだったらもっと穏やかに書くのだけれど。

内容は特にないですな。いつもの感じ。まさかあのトリックに驚けとか真相に身を震わせよとか、言わないでくれるよね? ね?