感情移入

納骨堂の奥に (創元推理文庫)

納骨堂の奥に (創元推理文庫)

読む。

ミステリを読んでいて、いつも誰が死んでもなんとも思わないが、これはちょっとショックだった。
そこでこの人を殺すのか。
実は死んでないんじゃないのと期待して読んでも死んでいた。

謎解きはあまり論理的ではありません。サスペンスというかもう主人公に感情移入しまくりで夢中になって読むもの。
しかもこれシリーズものだというから驚き。
めっちゃ身内の事件にかかわってぼろぼろになって、普通だったらこれでもうお役ごめんになってもいいはずなのに、まだやるんですか。
まさに「彼女の運命やいかに」。どんだけ作者に翻弄されるんだろう、気の毒に。