翻訳物
- 作者: エラリイ・クイーン,青田勝
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1981/05
- メディア: 文庫
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翻訳物を読むのは苦手だ。理由としては
1文が読みづらい(純粋に読みにくいごたごたした修飾の多い文章。もっと分けて訳すといいと思うよ。関係代名詞とか原文が想像できる形のままで出されると退くよ)
2文が読めても意味がわからない(主に昔の名著からの引用とか文化風俗などの教養を持ち出されて冗談や比喩を言われた場合。教養なくてすみません)
そのような苦しみを踏みにじりながら読んだラストに待っているのが、『三つの棺』みたいだったら本当につらいんだ。
その点エラリイ・クイーンは大丈夫だから好き。
どんなに苦しくても、最後で救われる。
解答そのものは、事件の検討を詳細にしている段階で読者にはまるわかりなのだが、ミステリとは推理ですから。
というか、読者に解答がわかるということで、これがどれだけ本格かが証明されているとは言えないだろうか。(もはや自分でも引き倒しているとわかっています。)
いやまて…『帝王死す』っていうのもあったっけ…
いや、でもまだ大丈夫だ。まだ中期だもんね。
今は『悪魔の報酬』を読み中。
冒頭に2の理由で意味が分からず投げ出しそうになったが挫けず読み、エラリイの登場シーンで驚いているところ。
巻末の解説は先に読まない方がよし。てか、この解説、Mって…誰が書いてるんだ?