ひとり高木彬光フェア

というわけでもないのだが、三冊一気読み。

成吉思汗の秘密 (角川文庫 緑 338-2)

成吉思汗の秘密 (角川文庫 緑 338-2)

二幕半の殺人 (角川文庫 緑 338-22)

二幕半の殺人 (角川文庫 緑 338-22)

わたくしにはやはり本格が向いているようです。
霧島検事のほうがもう読みにくくて読みにくくてしょうがなかった。
神津恭介はがんがん行く。
成吉思汗のほうは、最後の解答がないバージョンだったらおそらく本を投げていたと思われる。
どれも文が非常に仰々しく、ふと二階堂を思い出してしまった。
もちろん二階堂よりずっと上品でずっと濃くて深いのだが、ノリとしては松下=黎人だ。
ちょっとショックだ。